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261st day in the UoA - Listen to your body and mind

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会津大261日/261st day in the UoA  この冬初めての本格的な雪となりました。雪に慣れていない学生さん、自転車で通学するのは危険です。冬タイヤを4個付けている車でも滑るのです。面倒でもバスを使うか、徒歩で通学しましょう。慣れれば雪が降る冬も良いものですよ。 ★看護師より★ 冬になり日照時間が短くなると何となくうつうつして気分がはれない日が多くなります。気分が落ち込んだままだと何をするのもおっくうで、勉強や研究に集中できない、そのような症状が進行し日常生活に支障が出てしまう状態になるのは避けたいですね。そこで、気分の落ち込みを防ぐ生活上のポイントをご紹介します。 1. 朝10時までに起きてウォーキングする。30分程度が望ましい。朝日を浴びてセロトニンの分泌を高めるともに運動不足を解消する。 2. 気分を変えるためにお酒に頼らないこと 「まったく飲まない」のが理想ですが、すでに飲む習慣がある人は「毎日は飲まない」ことが重要です。毎日飲むとアルコールに脆弱性がある人は「依存症」になる危険性があるからです。 ※アルコールに脆弱性があるとは「アルコールに強い遺伝子を持っている」と「アルコールに強い遺伝子が発現している」および環境要因を意味します。 最後にCOVID-19感染症と精神疾患の関連についての論文をご紹介します。 “Bidirectional associations between COVID-19 and psychiatric disorder: retrospective cohort studies of 62354 COVID-19 cases in the USA” https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2215036620304624?via%3Dihub 論文の解説記事:日経メディカルWEB 精神疾患とCOVID-19の間に双方向性の関係?:日経メディカル (nikkeibp.co.jp) ★カウンセラーより ★ 朝晩ぐっと冷え込むようになり、とうとう初冠雪を迎えましたね。 屋根に積もった雪、道路脇に残った雪、大学構内の芝生に乗った雪を見ながら、皆さんは何を考えたでしょうか? ・初めての雪に驚く ・「またこの季節が始まった」とげんなりする ・ウィンタースポーツ

247th day in the UoA - Listen to your body and mind

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会津大247日/247th day in the UoA コロナに翻弄されている間に、師走を迎えました。今ではすっかりマスクをして出歩くのが普通になりましたね。将来、2020年を振り返って、あの年はみんなマスクしてたよね、紙マスクが買えなくて、大変だったんだよねぇ、と思い出話になるときが来るのでしょうか。 ★カウンセラーより★ 期末試験も山場を向かえていますね。睡眠不足が続いている方も多いでしょうか?あと数日、頑張って乗り切りましょうね。 来週からは4学期が始まり、3週間後には冬休みに入ります。 気持ちが落ち込んでやる気が出ない時は、この状態がずっと続くような不安や重苦しさに襲われますが、終わりは必ずやって来ます。学期の区切りや年間行事をきっかけにして習慣を変えることも、今の状態を終わらせる一つの方法です。 3学期の間、何だかしんどいなぁ、勉強に身が入らないなぁと感じていた方は、4学期の始まりと共に生活習慣を見直してみましょうね。 自分はどうするのが効果的か、決めかねている人はぜひご相談ください。 今回の期末テストを「出席日数が足りない」「課題の提出が足りない」などで受験できなかった人も、一度相談にお越しください。これからどうすればいいか、一緒に考えましょう。 ★看護師より★ 一般にワクチンの開発には時間がかかり、安全性が確認されるまで5年~10年といわれています。これまでのワクチンは病原性を低くした細菌やウイルスを用いる弱毒性ワクチン(BCG、麻疹、風疹等)や病原性のない抗原を用いる不活性化ワクチン(インフルエンザ、日本脳炎等)です。12月1日現在、新型コロナウイルス感染症ワクチンとしてファイザー社やモデルナ社などが緊急承認を申請しているワクチンは、従来のワクチンと異なりmRNAワクチンやウイルスベクターワクチンに分類されます。 ファイザー社やモデルナ社のワクチンについて詳しく知りたい方は下記の記事を参照してください。 2つの新型コロナウイルスワクチン これまでに分かっていることとまだ分かっていないこと(忽那賢志)※日本語のみです。 https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201122-00209031/ +-+-+-+-+ 相談窓口 +-+-+-+-+ ◎保健室 nurse@-aizu.ac.jp 電話番

233rd day in the UoA - Listen to your body and mind

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 会津大233日/233rd day in the UoA 会津大学学生の皆さんへ 今週末は三連休です。コロナ感染症の広がりが気になりますが、安全に楽しい連休をすごしてくださいね。 ★看護師より★ がん細胞は毎日、私たちの体の中で生まれますが、免疫力でがん細胞を掃除しているので「がんの発病」にはなりません。しかし、ストレス状態(欲求充足の見通しが立たない状態)が続いたりすると白血球の顆粒球とリンパ球の比率が変わり、がん細胞を掃除しきれなくなり「がんの発病」となってしまう可能性が高くなります。 「がんの発病」後のがんの増大と転移は免疫力だけでなく自律神経系(交感神経)が関係することが明らかになりました。ストレス状態(欲求充足の見通しが立たない状態)が続くと交感神経のスイッチが入り続け、その結果、「がん」の増大や転移が起こり、予後に強く影響するのです。 詳しい情報が知りたい方は以下を参照してください。 「がんに自律神経が影響することを発見!がんの神経医療の開発へ」 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press2019/press20190709.pdf Genetic manipulation of autonomic nerve fiber innervation and activity and its effect on breast cancer progression https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31285612/ ★カウンセラーより★ 期末試験まであと12日となりましたね!みなさん準備は進んでいますか?試験日程から逆算して、勉強する時間を確保するようにしましょう。 内容が分からず困った時は修学支援室、気持ちのコントロールができない時は相談室、体に症状が現れたときは保健室を訪ねてみてください。 試験までの残り日数が限られているように、2020年の残り日数もわずか43日となりました。どう過ごしても、2021年がやってきます。 2020年を振り返った時、どんな年になるでしょうか。どんな年にしたいでしょうか。やり残したことがある人、挽回したいことがある人は、計画の軌道修正をしてください。今ならまだ間に合います。 +-+-+-+-+ 相談窓口 +-+-+-+-+ ◎保健室 nurse

219th day in the UoA - Listen to your body and mind

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会津大219日/219th day in the UoA   会津大学学生の皆さんへ 会津盆地は紅葉の美しい季節になりました。束の間の秋を楽しみましょう。すぐ、白いものがちらほら舞い降りてきますよ。 ★カウンセラーより★ 「自信がない」「ずるい」「イライラする」など、嫌な感情が湧いてくると、そんなことを考えてしまう自分を嫌いになりますね。 でも、ネガティブな感情は、「熱い」「痛い」などの体の感覚と同じく、「何か良くないことが起こっていること」を知らせるセンサーです。熱いから火傷する前に手を離せたり、痛いから薬を塗って傷を治すことができます。原因を取り除いたり治療したりして体を守るために、必要で重要なセンサーなんですよね。 「痛い」「熱い」「寒い」「かゆい」など、体のセンサーが働いた時は「何が原因か」「どう対処すればいいか」を皆さん経験的に知っていますね。ネガティブな感情が湧いてきた時も、どんな危険を知らせているのか「きっかけ」と「感情の種類」をはっきりさせることで、対処法を身につけていくことができます。 対処法が見つからなくても、「こんな自分いやだ・だめだ」という思考パターンから「このまま放置したらまずいよ、と知らせてくれた」と捉えていけるだけでも自己肯定感UPにつながりますね。 相談室では、「モヤモヤ不快な感じ」を言語化するお手伝いをしています。気持ちの整理がつかない時、対処法がわからない時、気軽に相談してくださいね。 ★看護師より★ 消化管は長い一本の筒の形で、その筒の中は身体の内なる外の状態にあります。腸で内なる外と内を分けているのは腸管上皮です。腸管上皮の正常な透過性は栄養素の選択的フィルターと有害な抗原物質や病原分子が腸管上皮層を通過させない壁としての2つの役割を果しています。この腸管の透過性が亢進してしまった状態(腸管上皮細胞間に隙間ができる)を「漏れやすい腸、Leaky gut」と称します。 Leaky gut状態になると未消化の栄養分子や病原分子が血液に入り、強い炎症反応や免疫反応が誘導され、便秘や下痢などにとどまらず、非アルコール性の肝炎、遅延性のアレルギー、自己免疫疾患、気分障害、自閉症などの発症に関与すると考えられています。 Leaky gut状態を回避するには、腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスを保つことが重要です。そのためには食べ物を選ぶ(

212th day in the UoA - Listen to your body and mind

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212th day in the UoA/会津大212日 会津大学学生の皆さんへ 暑くてマスクがうっとうしいと思っていたのもつかの間、今ではマスクのお蔭で吸い込む息が温かくて良いですね。風邪やインフルエンザの予防にもつながり、マスク着用はこれからのスタンダードになりそうですね。 ★看護師より★ テレビのニュースやWebニュースでご存知の方も多いと思いますが、10月22日に東京大学医科学研究所の河岡義裕らの研究グループは「新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果」を発表しました。 その発表によると、マスクには新コロナウイルス粒子の対面する人への暴露量(ウイルスにさらされる量)を減らす効果と対面する人の吸い込みを抑える効果があることがわかりました。さらにはマスクを顔に密着させないと効果は低下し、マスクを顔に密着させても吸い込みを完全に抑えることはできないことも明らかになりました。 やはり感染予防にはマスクの着用とともに手洗い、3密を避けるなどの行動が重要ですね。 <この実験の内容を詳しく知りたい方は> 東京大学医科学研究所 プレリリース  新コロナウイルスの空気伝播におけるマスクの防御効果 https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00042.html 忽那賢志(感染症専門医)先生の記事もお勧めです。 「マスクが新型コロナの「重症化」を防ぐという仮説と、その後の議論や新たなエビデンス」 https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/ ★カウンセラーより★ 新学期が始まって3週目に入りました。いかがお過ごしですか? 相談室には「睡眠のリズムが崩れている」「オンライン授業は楽だが孤独」といった相談が寄せられています。通学しなくてもいい授業が増えた分、授業の5分前まで寝ている人、徹夜でゲームをしている人もいるかもしれませんね。睡眠に問題があるなぁと感じている人は、5/8発行の「会津大34日」に改善方法が書いてありますので、読み返してみてくださいね。 オンライン授業のメリットはたくさんありますが、人とのつながりが希薄になりやすい面が心配です。人間は社会性の生き物です。日常会話やアイコンタクトなど、「ヤマもオチもないようなコミュニケーション」に支えられ

198th day in the UoA

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198th day in the UoA/会津大198日 会津大学学生の皆さんへ 夏休みの間はお休みしていたメルマガですが、今日から再開します!1か月休んでいる間に、今年度が始まってから198日目となり、200日が目前になっているんですね。混乱していた4月に比べると大学は落ち着きを取り戻し、公私ともに落ち着いた学生さんも多いのではないでしょうか。後期はあっという間に寒くなり、雪の季節となりますが、それも会津の良さです! ★カウンセラーより★ みなさんこんにちは、9月から相談室に復帰した吉澤小百合です。 後期が始まって1週間経ちましたね。いかがお過ごしですか?朝晩の冷えを感じる季節になり、こたつの準備を始めた方もいらっしゃるでしょうか。会津大卒業生の私は、毎年この時期になると、学園祭のためにおでんを煮た寒い朝を思い出します。今年は学園祭もLIVE配信となり「これも一つの”新しい生活様式”だなぁ」としみじみと実感した週末でした。 新しい生き方と古い生き方が切り替わる時、人は必ずストレスを感じます。そのストレスを上手に乗り越え、新しい生き方に馴染んでいくためには、新旧のメリット・デメリットをバランスよく見ていくことが必要です。過去を美化しやすい人間の特性を加味すると、古い生き方はデメリット多めに、新しい生き方はメリット多めに目を向ける方がちょうどいいくらいです。 「周りはもう新しい生き方に適応していて、自分だけ取り残されたように感じる」と思ったら、新古それぞれのメリット・デメリットを見直してみてくださいね。 ★看護師より★ 今回はビタミンDについて免疫とのかかわりと食事摂取基準量をご紹介します。 食事や日光浴で得たビタミンDは体内で活性化ビタミンD に変わります。この活性化ビタミンDはマクロファージと結合して抗ウイルス作用を発揮します。また、B細胞を活性化し免疫ブロブリン合成を促したり、制御性T細胞(キラーT細胞の暴走を防ぎ免疫異常を起こさない働きをする)の生成を促し免疫機能を調整します。 2020年度日本人の食事摂取基準によるとビタミンD目安量は18才以上で8.5μg/日以上【上限 100μg/】で、さらに次のような記載があります。「ビタミンDの基準値は、日照により皮膚でビタミンDが産生されることを踏まえ、フレイル予防を図る者はもとより、全年齢区分を通じて、日常生活にお

156th day in the UoA

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156th day in the UoA / 会津大156日 会津大学学生の皆さんへ 試験期間が終わり、キャンパスが何となく静かになりました。4月から遠隔授業が手探りで進められ、友だちに会うこともできず、苦しい思いをした学生さんは多いと思います。このような今までに人類が経験したことがない状況下で、皆さんが気分転換になったり、ふと心が軽くなったりすることを祈ってこのメルマガを始めました。最近は少し会津若松にも感染者が出ていますが、4月の状況に比べると新しい生活様式も確立し、感染を避けるために気を付けることもはっきりしてきました。9月は夏休みなので、このメルマガも夏休みにしたいと思います。また後期の状況を見て、再開するか検討します。今まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。これからも健康に気を付けて、充実した大学生活を送りましょう。 ★カウンセラーより★  テスト期間も終わり、夏休みに入りました。みなさんお疲れ様でした。今年の夏は平年以上の暑さのようです。9月になっても残暑が厳しいようなので、秋を感じるのはまだ先になりそうですね。感染予防と併せて熱中症にも気を付けて過ごしましょう。  長期の休みは時間がたくさんできる分、生活リズムが崩れやすくなる時期でもあります。せっかくゆっくり休めても、昼夜逆転の生活が続いてしまうと夏休み明けがつらい…ということも。起きる時間をなるべく一定にする、簡単な日課を設定してみる等、ちょっとした工夫を取り入れてみるのも良いですね。無理せずできる範囲から、少しずつ整えてみましょう。 少し短い夏休みですが、後期にむけてゆっくりこころと身体を休めてください。 ★看護師より★ Body mass index(BMI)と重症化(気管内挿管及び死亡)の関係についてアメリカのColumbia大学Irving Medical CenterのMichaela R. Anderson氏らは「Body mass index(BMI)30以上の肥満は65歳未満の成人では挿管またはCOVID-19による死亡のリスクの増加と関連するが、65歳以上の成人では関連しないと」と報告しています。65才未満の成人ではBody mass index(BMI)30以上の肥満はCOVID-19症重症化の危険因子だと報告しているのです。 2020年度定期健康診断の結果でBod

149th day in the UoA

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149th day in the UoA / 会津大149日 会津大学学生の皆さんへ 期末テスト週間も残り少しとなりました。夏休みは例年よりも短くなってしまいましたが、それでもやっぱりホッとしますね。 ★看護師より★ 福島県の累積PCR検査陽性者は134人(2020年8月27日現在)となりました。会津地区の感染者報告も10名ありました。ここで気を引き締めて感染予防行動を確認しましょう。いくつかの簡単な行動で、新コロナウィルスに感染したり感染したりする可能性を減らすことができます。(先週の続き) 5.他人と接するときはマスクを着用してください。 咳、くしゃみ、または話すときに、鼻または口から噴霧するウイルスを含む可能性のある小さな液滴の拡散を防げます。 6.あなたに咳、頭痛、軽度の発熱などの軽微な症状がある場合は、自己隔離してください。 生活に必要なものは誰かに持ってきてもらいましょう。外出するときにはマスクを着用しましょう。 7.発熱、咳、呼吸困難がある場合は、医師の診察を受けてください。 感染の疑いがある場合は帰国者・接触者相談センターへ連絡、発熱のみの場合は最寄りの医療機関に連絡し、受診してください。 <帰国者・接触者相談センター > 電話:0120-567-747 毎日(24時間/土日祝日含む) <大学周辺で英語対応可能な医療機関> いいづかファミリークリニック (Day)0242-32-3330 会津中央病院        (Day)0242-38-1150 <ふくしま医療情報ネット> http://www.ftmis.pref.fukushima.lg.jp/ap/qq/men/pwtpmenult01.aspx 8.情報は信頼できる情報源からの最新情報を得る。 どうして?マスメディアの情報は「不安や恐怖をあおる」ために発信していると思うことがあります。信頼できる情報源からの情報を複数確認しましょう。。 ★カウンセラーより★ 今回は夏休み前の最後のメルマガになります。集中講義等でもう少し授業に出席する皆さんもいるかと思いますが、テストが終わるとまずは一段落ですね。今年は新型コロナウイルスの影響で例年とは大きく異なる状況での新年度でした。慣れない状況下で不

142nd day in the UoA

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142nd day in the UoA / 会津大142日 会津大学学生の皆さんへ 会津若松でもとうとう新型コロナウィルス感染者が出てしまいました。時間の問題ではありましたが、ショックですね。 ★カウンセラーより★ 笑顔の人を見ていると自分まで嬉しくなったり、イライラしている人と一緒にいるといつの間にか自分もイライラしていたり、感情が伝染することは経験したことがある人は多いと思います。ポジティブな感情の伝染は嬉しいですが、残念ながらネガティブな感情の方が伝染しやすいと言われています。例えば以前ご紹介した日本赤十字社の「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」にもあったように、ウイルス自体の感染以外にも不安や恐れの感染も起こっています。感染を拡大させないためにもSNSやテレビ等でネガティブ情報に触れすぎないように心がけたいですね。 ただしネガティブ感情が伝染しやすいということで、ポジティブ感情も伝染します。楽しいことや嬉しいことがあったら周りに話してみることも、ポジティブ感情の広がりにつながるかもしれませんね。 ★看護師より★ 福島県の累積感染者は113人(2020年8月19日現在)となりました。会津地区の感染者報告も1名ありました。ここで気を引き締めて感染予防行動を確認しましょう。いくつかの簡単な行動で、新コロナウィルスに感染したり感染させたりする可能性を減らすことができます。 1.    石けんと水で定期的かつ徹底的に手を洗うか、擦式手指消毒剤で手をこすり洗う。 どうして?手についているウイルスを殺します。 2.    自分と他の人との間を少なくても1メートル離す。 どうして?誰かが咳、くしゃみ、または話すときに、ウイルスを含む可能性のある小さな液滴を鼻または口から噴霧します。近すぎる場合は、COVID-19ウイルスを含む小滴を吸い込みます。 3.    混雑した場所に行くのは避ける。 どうして?人が集まる場所では、COVID-19を持っている人と密接に接触する可能性が高く、1メートルの物理的な距離を維持することはより困難です。 4.    目、鼻、口には触れない。 どうして?手は多くの表面に触れ、ウイルスを拾う可能性があります。汚染されると、手はウイルスを目、鼻、口に感染させる可能性があります。そこから、ウイルスが体内

135th day in the UoA

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135th day in the UoA / 会津大135日 会津大学学生の皆さんへ 日本中で、今日からお盆休みの会社が多いようです。会津大学は今年はお盆に関係なく授業です。2学期もあと少しです。暑さに負けず頑張りましょう。 ★看護師より★ 日本では風邪の予防に手洗いやうがいが推奨されています。そこで今回は、うがいの効果を調査した研究をご紹介します。 この研究は京都大学健康管理センター長の川村孝先生(現在は名誉教授)が中心となり行ったもので、全国大学保健管理研究集会などで研究に参加するボランティアを募り、参加を承諾した387人を「水うがい群」「ヨードうがい群」「うがいなし群」の3群に分け、2カ月間にわたって、風邪の発症を追跡したものです。その結果、「うがいなし群」に比べて「水うがい群」は風邪の発症者が少なく、「ヨードうがい群」は「うがいなし群」と有意差がありませんでした。 さらに詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。 Prevention of Upper Respiratory Tract Infections by Gargling: A Randomized Trial http://hazamaiin.com/ebm/pdf/gargling_prevention.pdf ★カウンセラーより★ 毎日暑い日が続いていますね。こんなに暑いのに暦の上ではもう秋ということで、これからの暑さは残暑と呼ぶそうです。 たくさん汗をかいた後はすっきりとしたいものですよね。この時期はシャワーを浴びることが多いと思いますが、夏は冷たいものを食べたり冷房の効いた部屋に長時間いることが多く、意外と体が冷える場面が多いため、湯船につかって体を温めることも大切です。冷えによるだるさや暑さという外部環境もストレスの要因になることがあります。入浴のリラックス効果は以前お伝えしましたが、暑さによる夏バテ予防のためにもぜひ取り入れてみてください。最近はミントや柑橘系の香りやクールタイプのもの等、夏限定の入浴剤も見かけます。気分に合わせて試してみるのもいいですね。セルフケアをしながら暑さを乗り越えましょう。 +-+-+-+-+ 相談窓口 +-+-+-+-+ ◎保健室 nurse@-aizu.ac.jp 電話番号:0242-37-2517 平

128th day in the UoA

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128th day in the UoA / 会津大128日 会津大学学生の皆さんへ 例年なら今頃は期末テストが終わり、今週末はオープンキャンパス、そして来週からは夏休み。今年は非常事態により、このニューノーマルの中ではノーマルのことの方が少ないですね。 ★カウンセラーより★ 記憶の想起には様々な要因がありますが、その一つに記憶の文脈依存効果というものがあります。情報をインプットする時と覚えた情報を思い出すときの環境が一致している方が、一致していない時より記憶の再生率が高いと言われているものです。確かに実践に近い形で練習をしたり同じ物を使ったりすることが、記憶を想起するきっかけになるのかもしれませんね。夏休み前のテストやレポートは憂鬱な気分になる人が多いと思いますが、勉強方法のヒントとして利用してみるのもいいかもしれません。 また、記憶は睡眠時に定着しているとも言われています。睡眠中は心身を休ませるだけでなく学習にも効果があるんですね。日中に勉強したことを覚えるためにも、しっかり睡眠時間をとりましょう。 ★看護師より★ 私たちの感情はノルアドレナリン、セロトニン、GABA、ドーパミンなどの神経伝達物質の働きによるといわれています。この神経伝達物質の反応のしかたは、遺伝子によって決定づけられるということがわかってきました。性格傾向や生き方を導く「気質」もこの神経伝達物質とその受容体の働き方の組み合わせによって促されています。遺伝子に規定された「遺伝的気質」は、遺伝子が決める心の欲求や情動の反応の特徴といえるでしょう。 保健室では、宗像恒次教授(筑波大学名誉教授)が今までの研究に基づき6つに分類した気質の測定ができます。また、その気質の組み合わせでどのような特徴があるか、どのようなセルフケアが必要なのかわかる資料(日本語のみ)があります。 +-+-+-+-+ 相談窓口 +-+-+-+-+ ◎保健室 nurse@-aizu.ac.jp 電話番号:0242-37-2517 平日 午前9時-午後4時  ◎学生相談室  counseling@u-aizu.ac.jp  0242-37-2610 月火水金:9:00-16:00 木:14:00-16:00  ※週4日の開室です。 ◎学生課教務係 sad-ass@u-aizu.ac.jp 0242-37-2600  平日:9時ー17

125th day in the UoA

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125th day in the UoA / 会津大125日 会津大学学生の皆さんへ 梅雨が明けて、本格的な暑さがやってきます。ニューノーマルの下、マスク着用も大事、熱中症予防も大事、運動も大事。快適に過ごすには、工夫が必要な夏になりますね。 ★看護師より★ ビタミンDは骨の成長や再生、細胞増殖、神経筋、免疫機能、炎症を調整する作用があります。ビタミンDの確保は食事と日光浴でおこないますが、ビタミンDを含む食品は少ないので、日光浴が重要となります。サプリメントでも摂取は可能ですが、ビタミンDは脂溶性のビタミミンのため、過剰摂取すると、高カルシウム血症が起こり、食欲不振、体重減少、多尿、不整脈などの症状が出ることがあります。さらには、血管や組織の石灰化が起こり、心血管や腎臓に障害が起こり、腎結石の頻度が増す可能性も出てきます。 しかしながら、日光浴をしすぎで体内のビタミンDが過剰になることはありません。 ビタミンDは新コロナウイルス感染の重症度と関連が示唆されています。日光浴でビタミンDを確保しましょう。 ★カウンセラーより★ 天気予報ではそろそろ梅雨明けですね。すっきりしない天気が続いていましたが、久しぶりに明るい空が広がっていました。本格的に夏が始まりそうです。毎年暑い夏が続いていますので、色々と工夫をしながら快適に過ごしていきたいですね。 例えば青や緑など寒色系の色は見た目で涼しさを感じることができます。お店のディスプレイも夏になると寒色を使って演出をしているものもありますよね。ガラスを使った食器や白っぽい照明も涼し気な印象になりますので、部屋に置くものを工夫してみるのもいいかもしれませんね。また、夏の風物詩の風鈴も、耳から涼しさを感じさせてくれます。畳や風鈴、打ち水など、昔からあるものは私たちの体感温度をさげることに役立ちそうです。エアコンや扇風機と合わせて、夏らしさも取り入れながら過ごしてみませんか。 +-+-+-+-+ 相談窓口 +-+-+-+-+ ◎保健室 nurse@-aizu.ac.jp 電話番号:0242-37-2517 平日 午前9時-午後4時  ◎学生相談室  counseling@u-aizu.ac.jp  0242-37-2610 月火水金:9:00-16:00 木:14:00-16:00  ※週4日の開室です。 ◎学生課教務係 sad-a

121st day in the UoA

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121st day in the UoA / 会津大121日 会津大学学生の皆さんへ 郡山市で大きなガス爆発があったようです。学生さんの中にも、郡山から通っている人もいると思います。誰も被害をうけていないことを祈ります。 ★カウンセラーより★  2学期も半分が過ぎようとしています。もう1か月で待望の夏休みですね。今年度はいつもとは違う形でのスタートでしたが、少しずつ新しい生活に慣れてきたところでしょうか。 PDCAサイクルという言葉があります。「Plan(計画)-Do(実行)-Check(評価)-Act(改善)」の頭文字を取っていて、もともとは品質改善や生産率の向上のための理論のため、ビジネスシーンでよく使われている言葉です。実は仕事だけではなく身近な生活の中でも取り入れることができます。 例えば、テストに向けて勉強するとき、スケジュールをたてて(P)勉強して(D)結果をみて(C)足りなかったところやできたことを次に活かす(A)という具合で繰り返していきす。何か始めてみたいことや目標があるとき等、色々なことに応用できそうですね。振り返りの機会(C)をもつことは大切です。失敗したら考え直して、うまくいったら継続してみて、試行錯誤をしながら自分に合った方法を見つけてみてくださいね。 ★看護師より★ 前回、「目標を細分化することでやり抜く力を得ることができる」ことをご紹介しました。そこで、今回は構造化連想法の「目標の立て方及び小目標化(細分化)」の手順をご紹介します。 ① 目標設定:自分の欲求を知る(身体及び心) 自分の期待が何であるかをわかることで目標設定ができる。目標は自己信頼欲求を満たす内容にする。 ② 見通しの確保:目標達成(欲求充足)の見通が立つよう小目標を立てる 目標は大目標から中目標、小目標と立てる。小目標は現実的・具体的な内容にする。また、期間を限定し、目標を立てた時に実行自信度が80%以上ある行動とするのが原則。 ※期間限定することで、小目標行動をとることができたか自己評価が可能、実行自信度が80%以上ある行動を選ぶことで小さな成功体験を積み重ねることができる。 ③ 緊張緩和:心身の緊張緩和 自律訓練法、筋弛緩法、相談療法、運動療法、黙想・瞑想・イメージ法、音楽療法、呼吸法、その他の方法で交感神経の過緊張を緩和し、自律神経の調整を行う。 ④

118th day in the UoA

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118th day in the UoA / 会津大118日 会津大学学生の皆さんへ 7月の四連休が終わりましたが、例年のようには出かけることができなかったですね。今年はお盆も含めて8月の終わりまで普通に授業が行われます。夏休み気分を味分けるのはしばらく先になりそうです。 ★看護師より★  勉強、スポーツ、健康行動など様々なところで成功のカギは「やり抜く力」が重要といわれています。これまで「やり抜く力」を推定する客観的方法はなかったのですが、脳の前頭葉(エリア10)の構造に違いで予測可能だと報告がありました。この報告では「やり抜く力」が低いと予測され人であっても、目標を細分化して達成感が得られるような学習プログラムに取り組んだ人はやり抜くことができ、学習プログラム終了後に「やり抜く力」が高いと予測できるような前頭葉(エリア10)の構造変化が見られました。一方、目標を細分化せずプログラムに取り組んだ人のほとんどが実際にやり抜くことができず、学習プログラム終了後に前頭葉(エリア10)の構造変化はなかったという結果でした。 この報告は自己目標を達成するには、目標を細分化(小目標化)することが肝要だと確認できる内容です。もっと詳しく知りたい方は以下のURLをご覧ください。 脳画像から「やり抜く力」を予測する手法を開発  ~目標の細分化が脳を変化させ達成を支援~  (プレリリース:日本語) https://www.jst.go.jp/pr/announce/20200428-2/index.html 国際科学誌「Communications Biology」のオンライン版 Plastic frontal pole cortex structure related to individual persistence for goal achievement https://www.nature.com/articles/s42003-020-0930-4 ★カウンセラーより★ 私たちは生活する上で様々な人に影響を受けています。行列の出来ているお店に並びたくなったり流行の服を購入したり、思わず周りの人と同じ行動をとった経験がある人も多いと思います。ある実験では、数人が街の中で建物を見上げていると、周りの人もつられて同じ場所を見上げる現象が起きました。集団において周囲の人に影

111th day in the UoA

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111th day in the UoA / 会津大111日 会津大学学生の皆さんへ 本当なら、今頃東京オリンピックで世界中が大騒ぎになっていたはずですが、それどころではない夏になりました。1年後がどうなっているのか、誰にも分りませんね。 ★カウンセラーより★ 今年は家の中にいることが多かったので、運動不足になっていませんか?体を動かすことは生活習慣病の予防や体の機能の維持に効果的です。また、ストレスの低減や気分転換等、心理面の不調の改善にも効果があるとされています。運動の習慣のあまりない人は、家の周りの散歩や室内でストレッチ等、無理のなり範囲で始めてみるといいですね。定期的に行うことで、心身のストレス耐性が高められます。日中に体を動かすことで、寝つきが良くなる効果もありますよ。生活が不規則になりがちな人は、ぜひ取り入れてみてください。 これからの時期は熱中症にも注意ですね。今年はマスクの着用もあるから尚更です。こまめな水分補給や外では日陰などの涼しい場所も利用して、体調に合わせて体を動かしましょう。 ★看護師より★ 新コロナウイルス感染症に罹った後の持続的な症状について、イタリアでの調査がJAMA(研究レター)に載りました。この調査は世界保健機関の退院基準(3日連続で発熱なし、他の症状の改善、新コロナウイルス2 [SARS-CoV-2]の24時間間隔で2つの検査結果が陰性)を満たし、調査に同意した143名で、平均年齢56.5才(範囲19-84才)うち女性53名の調査結果です。 最初の新コロナウイルス感染症の症状を発症後、平均60.3(SD 13.6)日に評価しました。評価の時点では、新コロナウイルス感染症に関連する症状が完全に無かったのは18人(12.6%)だけでしたが、32%には1つまたは2つの症状があり、55%には3つ以上の症状がありました。熱や急性疾患の兆候や症状があった方はいませんでした。生活の質悪化は、44.1%で観察されました。持続した症状は、倦怠感(53.1%)、息苦しさ(43.4%)、関節痛(27.3%)および胸痛(21.7%)でした。 調査結果から、一般的な肺炎に罹った後にも症状が残ることがあり、新コロナウイルス感染症に特異的とは言えないが、退院後も症状の観察が必要と提案しています。 もっと詳しく知りたい方は下記