投稿

11月, 2020の投稿を表示しています

233rd day in the UoA - Listen to your body and mind

イメージ
 会津大233日/233rd day in the UoA 会津大学学生の皆さんへ 今週末は三連休です。コロナ感染症の広がりが気になりますが、安全に楽しい連休をすごしてくださいね。 ★看護師より★ がん細胞は毎日、私たちの体の中で生まれますが、免疫力でがん細胞を掃除しているので「がんの発病」にはなりません。しかし、ストレス状態(欲求充足の見通しが立たない状態)が続いたりすると白血球の顆粒球とリンパ球の比率が変わり、がん細胞を掃除しきれなくなり「がんの発病」となってしまう可能性が高くなります。 「がんの発病」後のがんの増大と転移は免疫力だけでなく自律神経系(交感神経)が関係することが明らかになりました。ストレス状態(欲求充足の見通しが立たない状態)が続くと交感神経のスイッチが入り続け、その結果、「がん」の増大や転移が起こり、予後に強く影響するのです。 詳しい情報が知りたい方は以下を参照してください。 「がんに自律神経が影響することを発見!がんの神経医療の開発へ」 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press2019/press20190709.pdf Genetic manipulation of autonomic nerve fiber innervation and activity and its effect on breast cancer progression https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31285612/ ★カウンセラーより★ 期末試験まであと12日となりましたね!みなさん準備は進んでいますか?試験日程から逆算して、勉強する時間を確保するようにしましょう。 内容が分からず困った時は修学支援室、気持ちのコントロールができない時は相談室、体に症状が現れたときは保健室を訪ねてみてください。 試験までの残り日数が限られているように、2020年の残り日数もわずか43日となりました。どう過ごしても、2021年がやってきます。 2020年を振り返った時、どんな年になるでしょうか。どんな年にしたいでしょうか。やり残したことがある人、挽回したいことがある人は、計画の軌道修正をしてください。今ならまだ間に合います。 +-+-+-+-+ 相談窓口 +-+-+-+-+ ◎保健室 nurse

219th day in the UoA - Listen to your body and mind

イメージ
会津大219日/219th day in the UoA   会津大学学生の皆さんへ 会津盆地は紅葉の美しい季節になりました。束の間の秋を楽しみましょう。すぐ、白いものがちらほら舞い降りてきますよ。 ★カウンセラーより★ 「自信がない」「ずるい」「イライラする」など、嫌な感情が湧いてくると、そんなことを考えてしまう自分を嫌いになりますね。 でも、ネガティブな感情は、「熱い」「痛い」などの体の感覚と同じく、「何か良くないことが起こっていること」を知らせるセンサーです。熱いから火傷する前に手を離せたり、痛いから薬を塗って傷を治すことができます。原因を取り除いたり治療したりして体を守るために、必要で重要なセンサーなんですよね。 「痛い」「熱い」「寒い」「かゆい」など、体のセンサーが働いた時は「何が原因か」「どう対処すればいいか」を皆さん経験的に知っていますね。ネガティブな感情が湧いてきた時も、どんな危険を知らせているのか「きっかけ」と「感情の種類」をはっきりさせることで、対処法を身につけていくことができます。 対処法が見つからなくても、「こんな自分いやだ・だめだ」という思考パターンから「このまま放置したらまずいよ、と知らせてくれた」と捉えていけるだけでも自己肯定感UPにつながりますね。 相談室では、「モヤモヤ不快な感じ」を言語化するお手伝いをしています。気持ちの整理がつかない時、対処法がわからない時、気軽に相談してくださいね。 ★看護師より★ 消化管は長い一本の筒の形で、その筒の中は身体の内なる外の状態にあります。腸で内なる外と内を分けているのは腸管上皮です。腸管上皮の正常な透過性は栄養素の選択的フィルターと有害な抗原物質や病原分子が腸管上皮層を通過させない壁としての2つの役割を果しています。この腸管の透過性が亢進してしまった状態(腸管上皮細胞間に隙間ができる)を「漏れやすい腸、Leaky gut」と称します。 Leaky gut状態になると未消化の栄養分子や病原分子が血液に入り、強い炎症反応や免疫反応が誘導され、便秘や下痢などにとどまらず、非アルコール性の肝炎、遅延性のアレルギー、自己免疫疾患、気分障害、自閉症などの発症に関与すると考えられています。 Leaky gut状態を回避するには、腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスを保つことが重要です。そのためには食べ物を選ぶ(