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90th day in the UoA

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90th day in the UoA / 会津大90日 会津大学学生の皆さんへ 2学期からは対面授業が増えるため、遠隔授業も自宅に帰らず大学で受けることが多くなるでしょう。大きな大学ではこういった学生の対応が難しく、遠隔授業は録画したものを学生は見るしかないという状況になりがちです。会津大学はこの広々としたキャンパスで、PCの電源はないかもしれませんが、ネットがつながる場所が十分確保されています。遠隔、対面授業とも、安心して受講しましょう。 ★看護師より★ ストレス・マネジメントは、生活習慣のセルフ・マネジメントが基盤となります。つまり、栄養バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動やリラックス、快い排便、入浴、洗濯、掃除などの規則正しい生活習慣が大切なのです。これができていないと優れたストレス・マネジメント技法を使ってもその効果は期待できないでしょう。規則正しい生活習 慣はできているが更なる方法を取り入れたい、生活習慣の改善に取り組んだがうまくいかなかった場合は、ストレス・マネジメント技法の自律訓練法、筋弛弛緩法、相談療法、運動療法、黙想・瞑想・イメージ法、音楽療法などを生活に取り入れることもよいでしょう。 ※生活習慣のセルフ・マネジメントは、「体内時計を整える1dayスケジュール」を参考にしてください。体内時計を整える1dayスケジュール」は2020年度オリエンテーション、2019年度健康診断で配布しています。 ★カウンセラーより★ 今週で6月が終わり、2学期が始まります。対面での授業も始まり、少しずつ学校に来る機会も増えてきますね。時間割も変わりますので、1日の生活スケジュールを確認してみましょう。 授業のある朝は慌ただしいと感じる人は多いかもしれませんね。ぎりぎりまで寝てしまって朝食もなかなか取れないという場合もあるかと思います。人は寝ている間もエネルギーを使っているので、朝食を抜くと集中力が継続しなかったりイライラしやすくなったり、1日の生活に影響が出てしまいます。朝に空腹感がない人は夕食を遅い時間に食べているかもしれないし、起きられない人は寝る時間が遅いのかもしれません。生活リズムを振り返ってみることも必要ですね。 大学では朝食定期券もありますので、バランスのとれた朝食で1日を気持ちよく始めましょう。 +-+-+-+-+ 相談窓口 +-+-+-+-

87th day in the UoA

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87th day in the UoA / 会津大87日 会津大学学生の皆さんへ 来週から2学期が始まります。そして、2学期からは多くの授業が対面で行われます。遠隔授業がいつまで続くのが分からなかった4月に比べると、ずいぶん状況は落ち着いたように思います。このメルマガは2学期から、月曜日と木曜日の2回の発行になります。引き続き、読んでみてくださいね。 ★看護師より★ ストレス・マネジメント技法のひとつ、自律訓練法はドイツの神経科医のハインリッヒ・シュルツによって創設されました。その技法の原則は「公式」と呼ばれる言葉を繰り返すことにより、余分な緊張がない適度な心身の状態、ゆったりしたリラクゼーション状態を自ら得られるようになることを目的とします。自ら得た心身のリラクゼーションをとおして心理・生理的な効果をもたらし、自然治癒力(自己治癒力)を高めると言われています。 自律訓練法は自律神経系(交感神経、副交感神経)のバランスを回復し、心臓の拍動は規則正しく、血圧安定、胃腸はよく動き、月経不順の改善、疲労回復、ストレス解消、ストレス耐性の強化(レジリエンス向上)、情緒安定、不眠解消などの効果が期待できます。 習得すれば自分自身でいつでもどこでも行えるという良さがある心理・生理的訓練法です。  ★カウンセラーより★ 今年は新型コロナウイルスの影響で、例年以上にマスクの着用が必要となっています。私たちができる感染予防の一つとして大切ですね。最近では夏に快適なマスクやデザイン性のあるものなど、用途や状況に合わせて選べるものも増えています。様々な種類の中、口元や表情が見えるようになっている透明マスクというものがありました。確かにマスクの着用は表情がわかりづらい側面があります。私たちはコミュニケーションをとるとき、言語内容だけでなく声の調子や表情等からも情報を集めています。「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」と言いますが、その割合は非言語コミュニケーションの方が多いと言われています。透明マスクは予防をしつつ全体の表情が読み取れることで、よりコミュニケーションがスムーズになりそうです。 一方、「目は口程に物を言う」という言葉があるとおり、感情の表出は目や眉で表されるところも多いものです。マスクをしての会話では、いつもより表情を意識してみるといいかもしれませんね。

85th day in the UoA

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85th day in the UoA / 会津大85日 会津大学学生の皆さんへ 休校に伴いしばらく見合わせていた朝食の提供が、第二学期から始まることになりました。充実した朝食を食べるために大学にくるようにすれば、生活のリズムも整い、一石二鳥ですね。しかも、1か月の朝食定期券が7月と8月に限り1500円です!この素晴らしいサービスは学部生限定です。学部生の皆さん、是非利用しましょう。 ★看護師より★  国際ヨガの日は、2014年9月27日に、国連総会においてインドのモディ首相によって 「"Yoga is an invaluable gift of India's ancient tradition. It embodies unity of mind and body; thought and action; restraint and fulfilment; harmony between man and nature; a holistic approach to health and well-being. It is not about exercise but to discover the sense of oneness with yourself, the world and the nature. By changing our lifestyle and creating consciousness, it can help us deal with climate change. Let us work towards adopting an International Yoga Day."」と提案され、177カ国の賛同を得て採択されました。以来、毎年1年で最も太陽が高く昇る夏至の6月21日は国際ヨガの日となりました。ヨガは肉体の意識化、呼吸の意識化、知覚の意識化、知性の意識化、過去の意識化を行うことで、身体的・心理的疾患を改善すると考えています。 「ヨガの、心身の健康効果についての文献リビュー」(大阪経大論集・第59巻第3号・2008年9月 宮古昇)では、ヨガの身体機能への影響は①身体の弛緩、②神経・内分泌・免疫機能の活性化、③不安の軽減、集中力の向上が観察されていると述べています。  残念なことに、今

83rd day in the UoA

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83rd day in the UoA / 会津大83日 会津大学学生の皆さんへ 夏至が過ぎました。部分日食が重なり、夕方欠けていく太陽を見た人も多いのではないでしょうか。明るい時間が長いと、心も明るくなりますね。暑さはこれからが本番ですが、今日からまた日が短くなっていきます。今のうちに自然をエンジョイしておきましょう。 ★カウンセラーより★ 梅雨は雨や湿気も多くじめじめして嫌なイメージを持つ方が少なくないと思いますが、実は晴れの日にはない効果もあります。雨の音を聞いていると落ち着く、という事はありませんか?実は雨の音をはじめとする自然の音はリラックス効果があるということが分かっています。公園やキャンプなど、自然に接すると気分が落ち着く要因の一つには、木の揺れる音や鳥の鳴き声、風の音のように自然音を耳にしていることが挙げられます。雨の音は一定のリズムの中に不規則な強弱や速さがあり、その調和が脳に癒しを与えてストレスを軽減する効果があると考えられています。また、人間は全くの無音状態よりも少し環境音がある方が集中力が維持できると言われています。雨の日は家の中にいることが多いと思いますが、読書や勉強をしてみるといつもより集中して取り組めるかもしれませんね。 ★看護師より★ レジリエンスとは「回復力」「復元力」あるいは「弾力性」とも訳される言葉です。元々は、ストレスと同じ物理学の用語です。最近は健康の分野でも使います。 心身の健康で考えるとストレスが「望ましくない状態」を意味し、レジエリンスは「望ましくない状態を跳ね返す力、自己治癒力」を意味します。つまり、レジリエンスとは望ましくない状態が起きてしまっても、その望ましくない状態を「跳ね返す力」なのです。 私たちには本来、レジリエンス「自己治癒力」を持って生まれてきています。 レジリエンス「自己治癒力」発揮を不安による睡眠不足で考えてみましょう。不安を生きるための欲求充足の欠如に伴うサインとらえ、①不安を生みだしている「自分の欲求は何か」に気付き、②「自分の欲求を充足」するために自己報酬型目標を設定し、③期間限定で具体的、現実的、実行自信度が80%以上となる行動を見つける。欲求を充足する行動を見つけたことで不安な感情を解消できる見通しがたち、その行動を実行することで睡眠不足は解消されていくでしょう。 ※自己報酬型目標とは

80th day in the UoA

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80th day in the UoA / 会津大80日 会津大学学生の皆さんへ この時期、会津地域では蛍を見ることができます。今年も飛んでいるようです。きれいな水があり、暗く静かなところで生息する蛍は、日本の都市部では見られなくなりました。時間があったら市内の蛍生息地を調べて見に行ってみましょう。癒されますよ。 ★カウンセラーより★ 本格的な夏の前ではありますが、気温の高い日が続いていますね。梅雨から夏にかけては暑さや湿度でなかなか寝付けなかったり、寝苦しさを感じる日も出てきます。睡眠の問題は日中の活動の質を低下させたりイライラや倦怠感等、気持ちの面にも作用します。みなさんの睡眠状況もぜひ振り返ってみてください。 人は眠るときに体の内部の温度を下げることで体や脳を休ませていますが、気温が高いとうまく体温調節ができず、寝付きの悪さにつながります。暑い日はエアコンや扇風機のタイマー機能や風向きを調整しながら上手に利用することも一つの方法ですね。また、寝る直前までパソコンの光を浴びたりカフェインの入った飲み物を飲むことも控えたほうが良いですね。できるだけ刺激を与えずゆっくりと過ごし、体を睡眠モードに準備しましょう。 年々暑くなっているように感じますが、よい睡眠で日中の活動に活かしましょう。 ★看護師より★ 新型コロナウイルス感染症流行に備えて、会津地方では発熱外来の設置が進んでいます。 会津若松市の発熱外来は、発熱の症状がある方で、高校生以上で会津若松市に通学・通勤している人が対象となります。受診の流れは以下のWebページで確認してください。 会津若松市健康増進課 発熱外来の設置について https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2020053100012/ 喜多方市の発熱外来の対象者は発熱や咳などの症状のある15歳以上(ただし、中学生は除く)の方で、喜多方市・北塩原村・西会津町に居住しているか、勤務または通学している人が対象になります。受診の流れは以下のWebページで確認してください。 新型コロナウイルス感染症情報 喜多方市発熱外来の設置について http://www.city.kitakata.fukushima.jp/site/coronavirus/25416.html ※会津若松市、喜多方市のWebペ

78th day in the UoA

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78th day in the UoA / 会津大78日 会津大学学生の皆さんへ 最近は少しずつ県外ナンバーの車を見かけるようになりましたね。お仕事なのか観光なのかはわかりませんが、人の移動は多くなっているようです。以前の状態に戻ることは難しいかもしれませんが、早く自由に海外に行けるようになってほしいですね。 ★看護師より★ 新型コロナウイルス感染症流行は私たちに新しい生活様式(未知)への変化を求めます。私たちは未知なものに不安を感じやすいので、感染予防できると頭でわかっていても、新しい生活様式が社会の中で確立していないため、困難や不安を感じやすくなります。その困難や不安は人から人へ伝わります。そのような困難や不安といった負の連鎖を減らすために自身を振り返って、ストレスマネジメント必要度を確認しましょう。 身体・精神・行動のストレスサインが出ているか 講義や課題に集中して取り組めているか 毎日の生活のリズムを保ち、充分な食事、睡眠と休息を取がとれているか 適度な運動をしているか ※1人で対処しきれないと感じた場合は、サポートを求めましょう。 ★カウンセラーより★ 6月も中盤になり、1学期の授業もそろそろ終わりですね。課題やテストで忙しくしている とパソコンで作業をしながら食事をとったり、一人の時はテレビやスマホを見ながら済ませてしまうという人も多いかと思います。ついやりがちなこの「ながら食べ」ですが、注意が必要です。食べること以外に注意が集中すると、噛む回数が減ったり自分がどれくらい食べているかを実感しにくいため、満腹感を感じにくく必要以上に食べてしまうことがあるようです。いつの間にか食べ終わっていた、では気持ちの満足感も得られにくいですね。 忙しくて疲れやすい時こそ、食事の時間を大切にしましょう。食事は五感をバランスよく使いますし、よく噛むことは食べ過ぎの予防や脳の活性化にもつながります。時にはスマホを少し脇に置いて、ゆっくりと味わってみましょう。 +-+-+-+-+ 相談窓口 +-+-+-+-+ ◎保健室 nurse@-aizu.ac.jp 電話番号:0242-37-2517 平日 午前9時-午後4時  ◎学生相談室  counseling@u-aizu.ac.jp  0242-37-2610 月火水金:9:00-16:00 木:14:0

76th day in the UoA

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76th day in the UoA / 会津大76日 会津大学学生の皆さんへ 6月もあっという間に半分が終わりました。東北が梅雨入りした途端に沖縄は梅雨明け。沖縄の梅雨明けが早い年は厳しい夏になるそうです。今から、暑い夏に備えましょう。 ★カウンセラーより★ 先週までは暑い日が続いていましたが、もう梅雨の始まりですね。梅雨時期は天気が崩れやすいため気圧の変動が大きく、1日の気温差も大きく感じます。じめじめした湿気を不快に感じる人も多いですよね。 季節の気圧や気温の変化は、自律神経にも影響を与えると言われています。自律神経は体の機能を調整するものなので、梅雨の時期のように気圧や気温の変化が急激だとバランスを崩してしまい、なんとなく体が重かったりやる気が出なかったりする場合があります。 少し気が重い季節ですが、できるだけ気持ちよく過ごしたいものです。まずは規則正しい生活を心がけましょう。体の疲れが出やすいので、十分な睡眠とバランスの良い食事で健康な体づくりが大切です。気持ちが落ち込んだ時は家の中でできるリラックス方法を試してみるといいですね。これからやってくる夏に向けて、英気を養いましょう。 ★看護師より★ 最近は気温が上昇しており、熱中症のリスクが高まってきています。日本救急医学会、日本臨床救急医学会、日本感染症学会、日本呼吸器学会のワーキンググループは、新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた熱中症予防に関する提言、新しい生活様式下における熱中症予防に関するコンセンサス・ステートメントを作成しました。 【提言】 ①屋内においては、室内換気に十分な配慮をしつつ、こまめにエアコン温度を調節し室内温 度を確認しましょう。(家庭用エアコンに換気機能はありません) ②マスク着用により、身体に負担がかかりますので,適宜マスクをはずして休憩することも大切 です。ただし感染対策上重要ですので,はずす際はフィジカルディスタンシングに配慮し、周囲環境等に十分に注意を払って下さい。また口渇感に依らず頻回に水分も摂取しましょう。 ③体が暑さに慣れていない時期が危険です。フィジカルディスタンシングに注意しつつ、室 内・室外での適度な運動で少しずつ暑さに体を慣れさせましょう。 ④熱中症弱者(独居高齢者、日常生活動作に支障がある方など)の方には特に注意

73rd day in the UoA

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73rd day in the UoA / 会津大73日 会津大学学生の皆さんへ 不織布の箱マスクが買えるようになってきたら、今度はそれが熱中症を引き起こす可能性があるとのことで、涼しい夏マスクが必要になってきました。マスクをする生活はしばらく続きそうです。その日の気分や洋服に合わせてマスクを選ぶことを楽しむようになりそうですね。 ★看護師より★ 赤血球の寿命は120日、好中球の寿命は血液内で約1日、組織内で数日、血小板は約10日です。それでも私たちが貧血にならないのは、体内で新しく血液が作られているからです。 生物学者の福岡伸一博士は著書の「生物と無生物のあいだ」で「生物は、既存物質の腐敗・自己崩壊が起こるよりも早く、物質【アミノ酸】を新しく入換え再構築することで、生命を維持する仕組みになっている。新しい物質の流入量と古い物質の排出量が一定で動的平衡を保っている」と述べています。 「生きている間は変わらない」と感じている私たちの身体は「分子レベルで日々入れ替わり」恒常性を保っています。つまり、食べることは生きることの基本で、食に関する知識と選択する力は健康を維持し、生き生きと生活するための重要な要素なのです。 6月は食育月間です。食べ物の選択がファーストフードやコンビニ弁当、スナック菓子などいわゆるお手軽食やジャンクフードに偏っていないか、振り返ってみましょう。 ★カウンセラーより★ 先日のニュースで、福島県在住のパイロット、室屋義秀さんが空にスモークでスマイルマークを描いたことが取り上げられていました。快晴の空に浮かぶ笑顔はとてもかわいらしく、ほっこりとした気持ちになりました。今月1日には、全国の花火製造業者による悪疫退散を祈願した花火の打ち上げも企画され、話題になっていましたね。残念ながら実物を見ることはできませんでしたが、テレビの画面上からも花火の美しさが伝わってきました。 不安な状況が続いてはいますが、こういったニュースを聞くとほっとした気持ちになります。偶然にも、2つとも空を見上げるものでした。考えてみると、普段の生活の中であまり空を見上げることはなかったように思います。上を向くと自然と背筋も伸びるので、それだけですっきりしますね。落ち込んだり不安な時は下を向きがちですが、少し視線をあげると、また違った視界が広がるかもしれませ

71st day in the UoA

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71st day in the UoA / 会津大71日 会津大学学生の皆さんへ 天気予報では、梅雨前線という言葉を耳にするようになりました。暖かくなってきたと思ったら、すぐに真夏のような陽気、そして梅雨の始まりと、季節は着実に変わっていきますね。 ★カウンセラーより★ 私たちが普段生活している時、様々な感覚器官が働いています。五感といわれる視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を使って周りの情報をインプットしています。例えば人と会って会話をするとき、言葉のやりとりだけでなく声の調子や表情、その人の雰囲気等、言葉にできない感覚でも何となく身体で感じ取っていると思います。何気ないことですが、情報を得るために身体全体が機能しているんですね。 現在はオンラインでのコミュニケーションが盛んに行われています。今の非常時の場合においても、オンラインツールはとても便利ですよね。ただ、どうしても視覚に頼ることが多くなるので、いつもより疲れやすくなっているかもしれません。特に授業や会議は集中している状態なので、適宜休憩を取ることが必要です。 以前、簡単なリラックス法として深呼吸等お伝えしましたが、軽く目を閉じて少し情報から休んでみましょう。自然の風景を見たり音を聴いたり、心地よいと感じることが癒しになります。五感のバランスをとって、心身の疲れを癒してみましょう。 ★看護師より★ 運動が苦手な人でも手軽にできるのがウォーキングの良いところです。普通のウォーキングよりも身体を引きしめることができるインターバルウォーキングをご紹介します。 〇インターバルウォーキングのポイント 1. ゆっくり歩きと速歩を交互に行う 3分を目安に普通のウォーキングから速歩を交互に行う。歩きはじめと終わりは普通の ウォーキングとする。速歩の速さは「ややきつい」と感じるスピードにする。ややきつめの運動をするので、開始前にはストレッチを忘れずに実施する。 2. 1日30分、週4回を目安にする 1回で30分の時間が確保できない場合は、朝夕15分の2回に分けてもよい。朝の15分のウォーキングは体内時計の調整ができ、睡眠・抑うつの改善に効果的。 3. 背筋を伸ばして少し大きめの歩幅で歩く ① 視線は25メートルほど先に向け、背筋を伸ばす ②

69th day in the UoA

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69th day in the UoA / 会津大69日 会津大学学生の皆さんへ 寒い間は苦にならなかったマスクですが、この夏のような陽気が続く中、マスクは暑く、息苦しくなってきましたね。冷感、速乾を謳った夏マスクも販売されています。中にはSPF50のマスクもあって、顔の下半分が日焼けしないで白くなってしまうのでは、と心配になりますね。 ★看護師より★ 健康な人の体温はいつでも36℃前後ですが、その体温を保つ中枢は脳の視床下部にあります。身体が体温よりも暑い環境にさらされると、視床下部からは「熱を放出せよ」という指令が出ます。そして、皮膚表面の毛細血管を拡張させ血流をよくすることで、熱放出を高めます。それでも体温が下がらない場合、視床下部は「汗を出せ」と命令します。皮膚の表面で水分が気化して水蒸気になる際、皮膚表面の熱を奪います。この2つの働きで体温を下げ、36℃前後に保ちます。 熱放出が間に合わず体温が上昇してしまうと、血液が体表面に集まり循環血液量が低下する、発汗で水分や電解質を失う状態となり熱中症を発症してしまします。 熱中症予防のために暑さが本格的ななる前から以下の行動で準備しましょう。 1.適度な暑さの中で発汗を伴う活動をする。 2.適切な睡眠(質が良いこと 最低でも6時間の確保が望ましい) 3.食事で十分な栄養を取る これらは運動時の水分、電解質補給とともに重要なことです。 ★カウンセラーより★ 1学期は遠隔授業が中心となり、みなさんパソコンやスマホを見る時間が多かったのではないでしょうか。長時間同じ姿勢をとっていると身体が固まった感じがしますよね。集中している時は特にそうかもしれません。 そのままにしておくと肩こりや疲れを感じやすくなりますので、時々体を伸ばすことがおすすめです。体を伸ばすストレッチには血行を促進してコリやむくみが改善されたり、自律神経が整ってリラックスできる効果も期待できます。朝起きた時に自然と背伸びをすることもあるように、人は体を快適な状態にするために無意識に行っているのかもしれませんね。ゆっくり呼吸をしながら自分の体が伸びている感覚を感じてみましょう。ぐーっと背伸びをするだけでもすっきりしますよ。 体がすっきりすると気持ちも軽くなることがあります。隙間時間を利用して、体と心をリフレッシュしま

66th day in the UoA

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66th day in the UoA / 会津大66日 会津大学学生の皆さんへ 暑い日が続いています。今年は、空気の流れをよくするために窓を開けることが推奨されていますが、エアコンをつけっぱなしで窓を開けるべきか、悩みますね。 ★カウンセラーより★ 新しい生活様式では、感染対策と日常生活の両立が求められています。その中で飛沫感染を避けるために人との距離をできるだけ2mとることが言われていますが、友達との会話では少し遠く感じるかもしれませんね。 人はそれぞれ自分の周りに空間をもっています。その空間が保証されていると安心しますが、他者が入ってくると不快を感じるとされています。「パーソナルスペース」と言っていわゆる縄張りみたいなものですね。パーソナルスペースの広さは個人の特性や性別、年齢でも異なりますが、親密度が高いと狭くなり、関係性が薄くなると広くなります。電車の座席でも、友達だと隣に座っても違和感がなくても、他人だと少し気になってしまうこともありますよね。 私たちは普段無意識にこの距離感を調整していますが、今の時期だけは少し意識的にとってみる必要がありますね。 ★看護師より★ 会津大62日で「頭と心と腸がよろこぶ栄養の取り方」をご紹介しました。今回はその続きで、糖(ブドウ糖、果糖)と精神症状(不安症・神経症・抑うつなど)の血糖値を介した関わりについてご紹介します。 砂糖や精製した炭水化物は小腸でブドウ糖や果糖に分解され、速やかに吸収されて血糖値を急激に上昇させます。その血糖値の上昇を抑えるのがインスリンです。 血糖値の上昇は神経伝達物質のドーパミンの分泌を促し、私たちは快感や幸福感を得ますが、インスリンが素早く血糖値を低下さるためドーパミンによる快感や幸福感は長く続きません。砂糖や精製した炭水化物の食べ過ぎは血糖値の急上昇・急低下を繰り返すことになり、それはドーパミン切れの繰り返しとなります。 ドーパミン切れを繰り返えすことで、不安やイライラなどを持ちやすくなり、その結果、感情の起伏が激しくなってしまうのです。悪循環に陥ると不安やイライラなどの精神症状を解消するため、砂糖や加工食品、精製した炭水化物を食べる行動をとるようになります。白米、(白い)パン、カップ麺、お菓子、アイスクリーム、炭酸飲料等は食べ過ぎ注意ですね。 +-+-+-+

64th day in the UoA

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64th day in the UoA / 会津大64日 会津大学学生の皆さんへ 4月に始まった授業はそろそろ期末テストを迎える時期になりました。一方で、連休明けに始まった授業も多くあります。6月は時間的な余裕のある人もいるかもしれませんね。本格的に暑くなる前に、日光を浴びておくと気分転換にもなりますよ。 ★カウンセラーより★ 6月に入りました。衣替えの時期でもあり、夏服に変わった制服姿の学生さんを見ると、季節が変わったんだなぁと感じます。今週は30度近くになる日もあり、これから段々と夏が近づいてきますね。自宅での時間が増えたことで、部屋の模様替えや整理整頓をして過ごした人も多くいるようです。部屋は長く過ごす空間ですので、自分の心地よい環境をつくることは大切ですね。きっちり片付いた部屋が落ち着く人もいれば、少し物があったほうが落ち着く人もいるでしょう。どんな時間を過ごしたいかイメージすることや、自分にとって必要なものかどうか確認する作業は、自分と向き合う作業にもつながるように思います。つい後回しにしがちな片付けですが、衣替えの機会を利用して身の周りを心地よい空間に整理してみてはいかがでしょうか。 ★看護師より★ 私たちは何か欲求や期待があり、それがうまくいく見通しがつかない時に不安な感情を持ちます。不安な感情を持つことは、本来、当たりまえのことですが、その感情が慢性的に続くと精神症状(不安症・神経症・抑うつなど)を持つことになります。 近年、栄養の取り方と精神症状が関連していることが解ってきています。いわゆる「腸-脳相関」、頭と心と腸はダイレクトにつながりを持っているのです。腸内には約100兆個・1000種類の腸内細菌がいて、神経伝達物質の材料となる栄養素の吸収やビタミンKやビタミンB12などの栄養素を作り出してくれます。腸内細菌の組成バランスが崩たり、必要な栄養素そのものがない場合は、神経伝達物質が不足し精神症状を持ちやすくなるのです。そこで、“頭と心と腸がよろこぶ”栄養の取り方のポイントをご紹介します。 1.    砂糖や加工食品を食べることは減らす。 2.    タンパク質、脂質は必要量を十分に食べ、精製した炭水化物は少なめに食べる。 3.    エナジードリンクはやめる、コーヒーなどカフェインを含む飲料は少なめに。 4.    食物繊維を多く含む野菜や豆

62nd day in the UoA

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62nd day in the UoA / 会津大62日 会津大学学生の皆さんへ このメルマガも60日を超えました。その間に、学校の閉鎖があり、一部解除があり、そして第二学期は対面授業が中心になるような感じです。たった2か月のうちに、本当に目まぐるしく状況が変わりました。学生の皆さんもこの状況の変化についてくるのに必死だと思います。でも自分が今できることに集中して、環境に振り回されないように落ち着いて過ごしましょうね。 ★看護師より★  大昔、私たちは太陽が出ている日中は食料や水を求めて活動し、夜は休息するという生活をしていました。その生活は自然(大地)に触れることで成り立っていたのです。 振り返って今の私たちの生活どうでしょうか。自然(大地)に直接触れることが無くても生活できてしまいます。私たちはパソコン、スマホ、電気自動車などの電子機器に囲まれて生活しています。このような生活は体内の電子が失われ、ミトコンドリア(細胞内にあるエネルギー工場)が機能異常をおこし、エネルギー生産や抗酸化作用の低下を招きやすくなります。そこで、お勧めするのは自然(大地)と直に接することです。自然と直に触れることで、電子の状態が改善され、エネルギー生産や抗酸化作用が回復し、その結果、血流・免疫・睡眠状態が良くなり、さらに血液粘性が低下する効果が期待できます。 幸いなことに会津大学の敷地内には、芝生の公園や桜の木に囲まれた遊歩道が整備されており、靴や靴下を脱いで芝生に立ったり、座ったり、遊歩道の木に素手で触れることが、手軽にできる環境があります。 ★カウンセラーより★ やろうと思っているけどなかなか始められない時、ありませんか?テストや課題の提出が近いけどなかなか勉強に手を付けられないこと、みなさんも経験があるのではないでしょうか。 目標や目的に向かって行動をするとき、いきなり大きな課題に取りかかろうとすると困難を感じます。そんな時はやるべきことを細かくわけて、「これならできそう」というくらいから始めてみましょう。例えば「問題を1問解く」とか「教科書を10分読む」くらいだと取り掛かりやすいですよね。まずはそれが「できた」ということを体験することが大切です。 また、作業(行動)をはじめてみるといつの間にか気分が追いついてくることもあります。少し掃除しようと思っていたら、いつの間にか部屋中