77th day in the UoA - Listen to your body and mind

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心と体を整える/77th day in the UoA


梅雨を思わせるような天気が続く中、皆さんは期末テスト真っ最中ですね。今年度最初の学期はうまく行きましたか。コロナの影響も最近は薄れ、海外からの観光客の来日も明日から解禁となります。どんな状況でも変化は起こります。一歩一歩前進していきましょう。

>>抗体・免疫グロブリン<<
１．抗体・免疫グロブリンの種類
抗体・免疫グロブリンは２本の重鎖（Ｈ鎖）と２本の軽鎖（Ｌ鎖）から構成され、Ｙ字型をしています。免疫グロブリンはIgG、IgA、IgM、IgD、IgEの５種類で、それぞれ異なる役割を果たしています。
IgGは血液中に最も多く存在し、細菌やウイルスと結合し食作用による細菌やウイルスの分解を促進します。また、胎盤を通過できるため胎児や新生児の身体を守るために働きます。
IgAは血液のほかに気管支粘膜、小腸粘膜、唾液、涙などの外分泌液中に多く含まれ、微生物の侵入を防ぎます。また、母乳を通じて新生児に渡されます。
IgMは感染初期に作られる免疫グロブリンです。赤血球の凝集反応をおこします。(ABO型血液判定に使われている)
IgDはＢ細胞の表面で発現します。その働きはよくわかっていません。
IgEは肥満細胞や好塩基球と協同して寄生虫の防御に働きます。即時型アレルギー反応に関係し、気管支喘息やアトピー性皮膚炎などで増加します。

２．ポリクローナル抗体とモノクローナル抗体


　動物に抗原（異物）が侵入するとポリクローナル抗体が産生されます。通常、抗原には多数のエピトープ（抗体が認識する部位）があり、異なるB細胞からそれぞれのエピトープに対応する抗体ができます。ポリクローナル抗体とはいろいろな抗体の集まりのことです。
血清療法で用いられるのはポリクローナル抗体です。
一種のB細胞から生産される単一の抗体の集まりをモノクローナル抗体（単クーロン抗体）といいます。これは人工的にしか得られません。妊娠判定のための尿検査やがん細胞の特定の抗原に結合し攻撃する薬などに利用されています。
（看護師）

[参考文献]
チャート式シリーズ新生物（生物基礎・生物）第７刷
人体のしくみ（看護学生のための資料）http://plaza.umin.ac.jp/~histsite/

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Dear students of the University of Aizu,

The recent weather reminds us that the rainy season is just around the corner. You are in the middle of the final examination week. How did the first quarter go? Recently, COVID-19 has less impact on our lives, and Japan will open up to foreign tourists tomorrow. Under any circumstances, changes can be made. Let’s move forward step by step.  

>> Antibodies and Immunoglobulins  <<
1. Types of antibodies and immunoglobulins
Antibodies and immunoglobulins are composed of two heavy chains (H chain) and two light chains (L chain) and form a Y-shape. There are five kinds of immunoglobulins: IgG, IgA, IgM, IgD, and IgE, each of which plays a different role.
IgG is most abundant in blood and binds to bacteria and viruses, facilitating their decomposition through phagocytosis. It also works to protect fetuses and newborns because it can pass through the placenta.
IgA can be found not only in blood but also in bronchial mucosa, small intestinal mucosa, saliva, tears, and other exocrine fluids, preventing the entry of microorganisms. Newborn babies can acquire IgA through breast milk.
IgM is an immunoglobulin produced in the early stages of infection. It causes hemagglutination. It is also used to distinguish the blood types (A, B, or O).
IgD appears on the surface of B cells. Its function has not been understood much.
IgE works with mast cells and basophils to protect against parasites. It is concerned with immediate allergic reactions and increases when bronchial asthma or atopic dermatitis develops.

2. Polyclonal and monoclonal antibodies
　Polyclonal antibodies are produced when antigens (foreign substances) invade animals. Usually, the antigens have many epitopes (parts that are recognized by antibodies), and various B cells produce specific antibodies to each epitope. Polyclonal antibodies are a heterogeneous mixture of various antibodies. Polyclonal antibodies are used in serotherapy.
A collection of one kind of antibodies produced from a single type of B cells is called monoclonal antibodies. They can only be produced artificially. They are used in urine tests to determine pregnancy and in drugs that bind to and attack specific antigens of cancer cells.
(Nurse)

References (only in Japanese)
チャート式シリーズ新生物（生物基礎・生物）第７刷
人体のしくみ（看護学生のための資料）http://plaza.umin.ac.jp/~histsite/

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