281st day in the UoA - Listen to your body and mind

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心と体を整える/281st day in the UoA

会津大学の学生の皆さんへ

明けましておめでとうございます。皆さんリフレッシュして大学に戻ってきたかと思います。冬休みの間会津を離れていた人は、帰ってきて真っ白になっている会津にぎょっとしたのではないでしょうか。会津の冬は、このように重い雪が積もりますが、春になると嘘みたいになくなるので、少しの間頑張りましょう。


Covid-19と交差免疫

ウイルス感染で活躍する人の免疫系のひとつにキラーＴ細胞があります。キラーＴ細胞はウイルスの特定部位「エピトープ」に反応し「敵」を認識してウイルスを攻撃するのと同時にそのウイルスを記憶して次に同じウイルスがきた時に速やかに攻撃します。
また、人の免疫系には「交差免疫」と言われるものがあります。これは、過去に「ある病原体」に感染したことで，その病原体に似ている別の病原体に対しても働く「免疫」のことです。
理化学研究所は2021年12月8日、従来のコロナウイルスと新型コロナウイルスの「エピトープ」に極めて似たところがあり、その「エピトープ」はヒト型白血球抗原（Human Leukocyte Antigen）のHLT-A24型と結合することを解明しました。HLT-A24型を持っている人は新コロナ感染症の抗体を持っていなくも従来のコロナウイルスに対応する「キラーT細胞」が活性化し、攻撃します。そのため感染しにくい、重症化しにくいことが考えられます。

・エピトープ（epitope）とは
抗体が認識する抗原の一部分、抗原のなかで抗体結合にかかわる部分である。
・ヒト型白血球抗原（Human Leukocyte Antigen）HLTとは
ヒトの主要組織適合遺伝子複合体（major histocompatibility complex；MHC）である。第6染色体に存在する遺伝子によって決定される。

理化学研究所の研究について
＜プレリリース＞（日本語のみ）
新型コロナウイルスに殺傷効果を持つ記憶免疫キラーT細胞
https://www.riken.jp/press/2021/20211208_1/index.html
＜論文＞
Kanako Shimizu, Tomonori Iyoda, An Sanpei, Hiroshi Nakazato, Masahiro Okada, Shogo Ueda, Miyuki Kato-Murayama, Kazutaka Murayama, Mikako Shirouzu, Naoko Harada, Michihiro Hidaka, and Shin-ichiro Fujii, "Identification of TCR repertoires in functionally competent cytotoxic T cells cross-reactive to SARS-CoV-2", Communications Biology, https://www.nature.com/articles/s42003-021-02885-6
（看護師）


人とのつながり

1月3日に大学へ立ち寄ったところ、警備の方が歩道の除雪をしてくださっていました。
冬季休業期間中(それどころか「正月三が日」）にもかかわらず、徒歩で通学される学生さんが安全に通行できるように配慮してくださっていることに、胸がじんわり暖かくなりました。

会津大学は「24時間いつでも利用することができる」というのが特徴ですが、単に“開放している”というだけではなく、警備や清掃、マシンのメンテナンスなどを行って、“時間に縛られずに学べる環境を積極的に整えている”のだと再確認しました。そしてそのために働いてくださっている方が大勢いらっしゃるのだということも。

会津大生の多くが就職するIT関連業も、同じように社会を縁の下で支える仕事ですね。
ユーザには見えない部分に心血を注いだり、休日や夜間にメンテナンス作業をしたり…。

スマホ、ネット、車、ATM、商品、いつも使っているもの、何気なく歩いている道・・・。
昨日と何も変わらない今日を過ごせているのも、どこかの誰かがそれを支えてくれているのかもしれません。

警備の方は、決して私のために除雪してくださったたわけではありませんが、「大学を利用するみんなのため」と思ってくださっていたはずで、その「みんな」の中にはきっと私も含まれているのだと思います。
そんな風に「見えない人達からちょっとずつ支えられて今日も生きているのだ」と考えてみたら、なんだかじんわり嬉しくなって、「ありがたいなぁ」と呟いてみました。（rinrin）

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Dear students of the University of Aizu,

A Happy New Year! I hope you are back to school totally refreshed. If you were away from Aizu during the winter break, you might have been astonished to see the town covered with white snow. Aizu has a lot of wet snow like this during the winter, but miraculously it will all disappear when spring comes. Please hang in there for a little while. 


COVID-19 and Cross-immunity

One of the immune mechanisms against virus infection is the one with killer T cells. The killer T cell reacts to epitope, which is a particular structural unit of a virus, and attacks the virus when it is recognized as an enemy. At the same time, it memorizes the virus so that it can attack the same virus promptly next time we get infected by it. 
We also have a mechanism called cross-immunity. It is the immune system that is activated by the disease-causing agent which is similar to the one that we have been infected with before. 
On December 8, 2021, RIKEN announced that they have discovered that the epitope of the novel coronavirus is quite similar to that of seasonal coronavirus and that the epitope can bind with human leukocyte antigen type-24 (HLT-A24). This means that those who have HLT-A24 can activate the killer T cells for the seasonal coronavirus even if they don’t have the antibody against COVID-19, and their killer T cells attack the novel coronavirus, which may inhibit the infection and/or prevent the condition from getting severe. (Nurse)

- What is an epitope? 
It refers to the specific structure in disease-causing agents that an antibody recognizes and tries to bind with.
- What is a human leukocyte antigen (HLT)?
It is the major histocompatibility complex (MHC) in humans. It is controlled by genes located on chromosome 6.
[Reference]
Kanako Shimizu, Tomonori Iyoda, An Sanpei, Hiroshi Nakazato, Masahiro Okada, Shogo Ueda, Miyuki Kato-Murayama, Kazutaka Murayama, Mikako Shirouzu, Naoko Harada, Michihiro Hidaka, and Shin-ichiro Fujii, "Identification of TCR repertoires in functionally competent cytotoxic T cells cross-reactive to SARS-CoV-2", Communications Biology, https://www.nature.com/articles/s42003-021-02885-6


Connection with Others

When I visited the campus on January 3, I saw security people shoveling the snow on the sidewalk. Even though it was during the winter break (right after the New Year’s Day), they cared for the students’ safety coming to school on foot. I felt a heartfelt gratitude.

In this university, you can use the facilities 24/7. I have renewed my awareness that they are not just open. In order to offer this service, there are security people, cleaning staff, maintenance staff who work to create the environment in which we can study whenever we want to, and there are many such people. 

The IT industry, where many of the Aizu graduates have a job, supports the society behind the scenes just like these people, putting their heart in something that end users are not even aware of or doing maintenance work on holidays or during the night. 

Smartphones, the Internet, cars, ATM, products, something we always use, street we walk on. You expect these things can be used today just like yesterday, but there are people who make that happen. 

The security staff I saw was not working only for me but for all the people who would use the university, and I was one of them. When I realized that my life today depends on every person who supports me behind the scenes, I felt calm happiness and whispered “Thank you.” (rinrin)

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